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はじめに

エアコンは現代生活に欠かせない家電製品の一つです。夏の暑さ対策はもちろん、冬の寒さ対策にも活躍します。しかし、エアコンの適切なメンテナンスを怠ると、カビの発生や電気代のムダ遣い、故障の原因にもなりかねません。本日は、エアコンの「夏じまい」と「暖房への備え」について、詳しく解説していきます。

夏じまいの重要性

夏の終わりごろから、エアコンの手入れが欠かせません。長期間の冷房運転で、エアコン内部に湿気やホコリ、油分がたまり、カビが繁殖しやすくなるためです。

カビの危険性

エアコンからのカビの飛散は、呼吸器系の病気やアレルギー症状を引き起こす可能性があります。特に乳幼児や高齢者、免疫力の低下した方にとってはリスクが高くなります。カビが健康被害をもたらすのを防ぐためにも、エアコン内部のカビ対策が重要です。

カビの発生は、次のような条件が揃うと起こりやすくなります。

  • 湿気がある
  • 温度が高い
  • 栄養分(ホコリや油分)が存在する
  • 酸素が存在する

夏の終わりごろは、この4つの条件が揃いやすくなるため、カビ発生のリスクが高まります。適切なタイミングでエアコンのお手入れを行うことが不可欠です。

電気代の節約

エアコンのフィルターにホコリがたまったり、熱交換器が汚れていると、冷房・暖房の効率が落ちます。その結果、電気代が余計にかかってしまうのです。定期的なフィルター掃除や内部クリーニングを行えば、無駄な電気代を削減できます。

東京ガスリビングの調査によると、フィルターにホコリがたまったエアコンは、きれいなエアコンに比べて約15%も電気代がかかるそうです。しっかりとお手入れをすれば、年間で数千円から1万円近くの電気代を節約できる可能性があります。

故障リスクの低減

エアコンのフィルターやファンなどにホコリがたまったまま放置すれば、モーターへの負荷が大きくなり、故障のリスクも高まります。修理費用がかさむだけでなく、エアコンが使えない期間が発生するなど、生活への影響も大きくなります。

このように、夏じまいは健康面、経済面、生活面から見ても重要な作業なのです。

夏じまいの手順

夏じまいでは、主に以下の3つの作業を行います。

フィルターの掃除

エアコンのフィルターにはホコリやチリ、ダニの死骸などがたまっています。掃除機で吸い取るか、水洗いしてしっかりと乾燥させましょう。フィルターの種類によっては、洗えない場合もあるので、取扱説明書を確認することが大切です。

フィルターの手入れは、おおよそ2週間に1回が目安とされています。特に、ペットを飼っている家庭やたばこを吸う方がいる家庭は、より頻繁な掃除が必要です。

内部の乾燥

エアコン内部に残っている湿気を取り除くために、送風運転や内部クリーンの機能を活用しましょう。湿気を取り除けば、カビの発生を防ぐことができます。

最新のエアコンには、自動で内部を乾燥させる機能が搭載されているものもあります。使用後に運転させるだけで、手間なく内部の乾燥が行えるのです。

本体の拭き掃除

エアコン本体の見える部分に付着したホコリや油分を、中性洗剤を含ませた布で拭き取りましょう。特に吹き出し口の汚れには注意が必要です。

自分で手が届かない内部まで掃除したい場合は、エアコンクリーニング業者に依頼するのが安全です。業者によっては、洗浄剤を使わずに高温ミストで内部を洗浄するサービスもあります。

冬の暖房に向けた準備

夏じまいが終わったら、今度は冬の暖房運転に向けて準備を行いましょう。

試運転の実施

暖房シーズンが本格的に始まる前に、必ず試運転を行いましょう。暖房の切り替え操作をして、室内機から暖かい風が出ているか確認します。暖まるまでに時間がかかったり、風が出ない場合は、故障の可能性があります。

試運転でエアコンに異常がなければ、安心して暖房運転を始められます。室外機周辺のゴミやビニール袋なども取り除いておきましょう。

窓の断熱対策

暖房の効率を上げるには、室内の熱の逃げを防ぐ窓の断熱対策が重要です。カーテンやブラインド、内窓の設置など、手軽で効果的な方法を取り入れましょう。

窓の断熱性能が高まれば、室内の暖かい空気が外に逃げにくくなり、暖房の熱効率も上がります。室温を一定に保つために必要な加熱量が少なくて済むので、電気代の節約にもつながるのです。

リモコン電池の交換

エアコンのリモコン電池が切れていると、遠隔操作ができず不便です。暖房シーズンを前に、電池の残量を確認し、必要であれば新しい電池に交換しましょう。

最近のエアコンには、スマートフォンからの遠隔操作ができる無線LAN機能が搭載されているものもあります。外出先からエアコンの運転状況を確認したり、事前に暖房をスタートさせたりと、便利に使えます。

エアコン以外の送風機器のメンテナンス

エアコン以外にも、扇風機やサーキュレーター、冷風扇などの送風機器のお手入れも大切です。

扇風機のお手入れ

扇風機は、本体内部や羽根、ガードにホコリがたまりがちです。掃除機でホコリを吸い取った後、中性洗剤を含ませた布で拭き取りましょう。パーツによっては分解して洗浄するのがおすすめです。

扇風機を使わない冬場は、湿気の多い場所に置かないよう注意が必要です。湿気でカビが発生するおそれがあります。風通しの良い場所に立てかけるか、布などでくるんで保管するのがよいでしょう。

サーキュレーターのメンテナンス

サーキュレーターは、羽根やガード部分のほこりを取り除く必要があります。分解してパーツごとに掃除をすると、より徹底的な清掃ができます。

扇風機と異なり、サーキュレーターは冬場も使用できるので、年間を通してメンテナンスが重要です。定期的なお手入れを心がけましょう。

冷風扇のお手入れ

冷風扇は気化熱を利用して冷やす製品なので、フィルターやタンク部分の掃除が欠かせません。汚れが残っていると、ニオイの原因にもなるので、水洗いして中性洗剤で洗浄しましょう。

水タンクの中に付着した汚れは重曹で擦ると落ちやすくなります。冷風扇の使用シーズンが終わったら、完全に水を抜いて保管することが大切です。残り水があると、次の夏にカビが発生する可能性があります。

まとめ

本日は、エアコンや送風機器の「夏じまい」と「暖房への備え」について詳しく解説しました。

夏じまいでは、フィルター掃除、内部の乾燥、本体の拭き掃除の3つを欠かさずに行うことが重要です。カビの発生を防ぎ、効率的な運転と電気代の節約にもつながります。また、暖房シーズンに向けては、試運転や窓の断熱対策、リモコン電池の交換など、細かい準備も重要になってきます。

扇風機やサーキュレーター、冷風扇など、エアコン以外の送風機器のお手入れも忘れずに行いましょう。これらの機器もホコリやカビの発生に注意が必要です。

適切なメンテナンスを行うことで、快適で省エネな生活が送れます。健康面や経済面のメリットも多数あるので、ぜひ実践してみてくださいね。

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